【#Where It Starts】布の端切れのアップサイクルから「できた!」が生まれる。親子で育む、ものづくりと自信の芽

Rebaseでは「Get Together 和をひろげる」をミッションに掲げ、たくさんのことのはじまりに満ち溢れた世界を目指しています。

「#Where It Starts」は場所を通じて、和をひろげてきたゲストのストーリーを紐解く企画です。

第9回目となる今回は、『Studio knot』を運営するしばこママさんにストーリーをお伺いしました。

ファッションデザイナーとして18年のキャリアをもつしばこママさんが、新たな活動として始めたのは、布の端切れを使った親子向けのワークショップ。そこには、自身の出産や育児の経験、そして命と向き合った時間が色濃く反映されています。

授かった命をきっかけに、ワークショップでの活動をスタート好きがきっかけ。

─まずは簡単に自己紹介をお願いします。

本業はファッションデザイナーで、18年ほど活動しています。現在はフリーランスとして活動しており、最近は着物のリデザインや、生地そのものの扱い方にも関心を持っています。その延長として、ファブリックアーティストとしての表現・活動も増えてきました。

─ワークショップを始めたきっかけについて教えてください。

出産体験がきっかけでした。不妊治療を経て、命を授かる意味を強く感じていた時期に、コロナ禍で「妊娠を控えて」と言われるような状況となり、命の選択を迫られることもありました。精神的にもとても辛い時期でした。

だからこそ、授かった命が奇跡のように感じられ、他人の子どもも愛おしく思えるようになったんです。そんな想いから、親子の時間を大切にするワークショップを始めました。洋服づくりで出る廃材を使えば環境にもやさしく、私にしか届けられない価値があると感じました。

子どもにも、親にも、ほっとできる時間を

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当日は、スペースにポスターを貼ってご案内

─ワークショップではどのようなことをしているのですか?

TOIROでこれまでに3回開催し、「カチューシャ作り」「コサージュ作り」「クラフトボールチャーム作り」を行いました。親子で一緒に手を動かしながら、オリジナルの作品を完成させていく内容です。

─ 今回、私もワークショップに参加させていただきました!お子さんが「ママはどの色が好き?」と一生懸命に話しかけながら作っていた姿が印象的で、親子で楽しむ時間って本当に尊いと感じました。参加者の反応はいかがでしたか?

ご参加いただき、ありがとうございました!
そうなんです、お子さんが嬉しそうに作品を持ち帰る姿がとても微笑ましくて、それを見守る親御さんの表情も自然と優しくなるんです。あとから「とても楽しかったです!」といったメッセージをいただくこともあり、本当に開催してよかったなと感じています。

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ボールチャームを飾るビーズやビジューを選ぶお子さんの様子

─活動の意義がしっかりと伝わっている証ですね。ワークショップの中で特に大切にしていることはありますか?

一番大切にしているのは、自己肯定感を育むことです。私自身、褒められても「まだまだだな」と思ってしまうタイプでした。挑戦する前から「自分には無理」と感じてしまうと、何ごとも楽しめなくなってしまいますよね。

だからこそ、子どもたちには小さな成功体験を通して「自分ってやればできるんだ!すごいんだ!」と感じてほしいと思っています。親御さんにも、「育児ってこうやって楽しめる時間もあるんだ」と思っていただけたらうれしいです。

TOIROがあったから、初めてでも踏み出せた

─初めてのワークショップ運営で、TOIROはどう役立ちましたか?

本当に、めちゃくちゃ助かりました。最初は、「集客ってどうするの?」「参加フォームは?」「お金の受け取りは?」とわからないことばかりでした。

でもTOIROを使えば、イベントページを作るだけで全部が整うので、思っていたより簡単でした。リンクを貼れば告知もできますし、クレジット決済もできて、お金のやりとりもスムーズ。何より、時間のない中で“考える負担”が減るのがありがたかったです。

─開催場所のレンタルスペース選びのポイントはありますか?

私は、日吉や武蔵小杉など、自分の周りの人たちが無理なく来られる範囲を選んでいます。価格も手ごろで、飲食可能な場所だと交流も生まれやすくてうれしいですね。

デザインの楽しさを子どもたちへ。夢はファッションショー

─今後、挑戦してみたいことはありますか?

現在は無料でデザイン画のレッスンも行っています。おしゃれが好きな親子にファッションの楽しさを伝えて、将来的には、子どもたちにも作った服を着てもらってファッションショーを開いてみたいです。卒業式で自分たちのデザインを着て登場してもらえたら、素敵だなと思っています。

私はアート作品を作るというより、布を通じて「自分を表現する手段」を届けたいと考えています。大量に捨てられてしまう服がある中で、「1枚を大事にする」考え方も伝えていきたいです。

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まずは一歩。やってみることが、“はじまり”になる

─最後に、これからワークショップを始めたい方にメッセージをお願いします。

不安はたくさんあると思います。でも、やってみないと何も始まりません。私も最初はそうでしたが、TOIROがあったからこそ一歩を踏み出せました。

たとえ集客がゼロでも、「お茶会でもいいか」くらいの気持ちで始めてみることが大切です。安心して“ことのはじまり”に飛び込んでみてください。

おわりに

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しばこママさんのワークショップに参加してみて、親子で過ごす創作の時間が、どれほどかけがえのないものかを改めて実感しました。子どもが作品を誇らしげに見せてくれる姿、それを笑顔で見守る親御さんの姿──そこには、自己肯定感の“芽”がしっかりと息づいていました。
TOIROという場を通じて、しばこママさんの”ことのはじまり”は、これからもたくさんの親子に広がっていくはずです。一人の想いが誰かの背中を押し、布のかけらが未来をつくる。そんな素敵なストーリーの続きを、これからも一緒に応援していきたいと思います。

しばこママさんのTOIROプロフィールページはこちら

※本記事は、2025年8月8日にinstabase公式noteにて公開した記事を再編集したものです。

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