鍵の管理はレンタルスペース掲載者にとって長年の悩みです。

物理的な鍵はどうしても紛失の恐れがあるし、暗証番号付きのキーボックスやテンキー式のドアノブもいちいち暗証番号を変更しなければいけなくなります。

1日に複数の予約が入っていた場合、いちいち確認するのが安全ですが、そうするとなると結構なコストもかかってしまいます。今回は鍵の管理方法ごとに鍵の受け渡しにまつわる心配ごととこんなスペースに向いていそう!というコメントまでご紹介いたします。

このような掲載者におすすめ

  • レンタルスペースの運営に興味がある
  • レンタルスペースの運営をもっと効率化したい
  • どんな鍵の受け渡し方法があるか知りたい
  • スマートロックの種類で悩んでいる

カギの管理方法

現地受け渡し

現地でスペース掲載者もしくはスタッフがカギを直接受け渡す場合。

確実に鍵は利用者に渡ります。回収も行うと、より安心です。

ただ、受け渡しと返却の時にスペースにいる必要があり、その分の人的コストがかかります。

こんなスペース向き!

  • 専業で複数レンタルスペースを運営しており、スタッフの常駐が可能
  • 塾や予備校など別目的でスペースを運営しており、スタッフが常駐している
  • 自宅の一部もしくは近所をレンタルスペースとしており、いつでも駆けつけることことが可能

キーボックス(ダイヤル式)の利用

カギの入ったキーボックスを部屋の外に取り付け、ダイヤルの暗証番号を伝えるという手段です。

コストがほとんどかかりません。が、カギが紛失することがあることは否定できません。退出時にスペースに鍵をかけキーボックスに収納してもらえない時もあります。

こんなスペース向き!

  • テナントが入っていない期間の商業施設を一時的に貸し出したいスペース
  • 賃貸等でカギやドアノブ等は変更できないスペース

電気錠(テンキー式)

物理的なカギをなくし、暗証番号を伝え、テンキーで入力してもらう方法です。

カギもスマホも必要ありません。が、一度伝えた番号を予約時間外に利用されないとも限らないので、毎回暗証番号を変える必要が出て来ます。

こんなスペース向き!

  • 警備が万全なオフィス・商業施設内のスペース
  • 予約ごとに人が来て暗証番号を変更できるスペース

スマートロック(各種)

スマートロックとひとえにいっても様々な種類があります。ここでは一つずつ解説させて頂きます。

Akerun

取り付け:サムターン(室内側の鍵のツマミ部分)を覆うように両面テープもしくはビス留めができます。サムターンの形状によっては取り付けができないものも有ります。

動力:単三電池

開錠方法:bluetoothにつなぎスマートフォン・アプリで開錠します。普段スマートフォンを使っていない方やアプリのダウンロードが手間という方にはお勧めできなさそうです。が、オプションのNFC Readerを使えばNFC対応ICに開錠権限を与えることができるので通勤にsuicaなどを利用する方には便利かもしれません。ドアセンサーを利用してオートロックを実現しています。

特徴:内側のサムターンは完全に覆われてしまいますが、室内から開錠したい時はAkerun本体を押すだけで開錠される点が他のもの異なります。

記録:クラウド上で鍵の管理ができ、鍵発行・剥奪がリアルタイムに行えます。時間設定での自動施錠や曜日や時間での鍵権限付与も可能です。また、入退室履歴の管理も可能です。

Qrio Smart Lock

取り付け:サムターンを覆うように両面テープで設置。多様なサムターンの高さや幅に合わせるためのアクセサリーが付属されており、より多くのドアノブに対応できるようになっています。

動力:単三電池

開錠方法:bluetoothで接続。アプリをダウンロードして開錠します。オプションのQrio Hubを使う事で遠隔での操作が可能になります。Qrio Hubにwi-fiが繋がっていれば外出先からの開錠も可能です。オートロックも可能。扉を閉めてから施錠されるまでの時間を60秒まで設定できます。

特徴:Qrio HubによってWi-Fi接続を可能とすることでスマートスピーカーにも対応し、室内からスマートスピーカーに話しかけての施錠も可能です。

NinjaLock2 (NL02)

取り付け:サムターンを覆うように無段階可変構造のアタッチメントを取り付けます。取り付け方は両面テープと別売りの強力磁石2パターン。強力磁石は別売りですが賃貸物件を傷つけにくいのでおすすめです。

動力:単三電池

開錠方法:基本はアプリを利用し、オプションのキーパッドを併用することで暗証番号やNFC対応ICカードでも開錠可能になります。入退室の履歴も残ります。

特徴:回転方向が左右両方や回転度数が0度〜720度まで対応しているので海外で主流の180度、360度回転のものにも対応しています。

RemoteLock

取り付け:工事で取り付けます。手軽さは失われるぶん、安全性が増します。

動力:単三電池

開錠方法:暗証番号のみにすることで、アプリダウンロードの手間を省いています。クラウドで管理することで入退室の管理はもちろん、遠隔・自動での暗証番号追加・削除・変更が可能です。

特徴:予約システムとの連携がされることで、利用する人間に自動で暗証番号が与えられます。インスタベースでもシステム連携が可能です。双方を導入し連携することで鍵の受け渡しの実質的な自動化が可能になっております。

スマートロックの違いを見分けるのは難しいですが、まず取り付けたいドアに対応しているものはどれかを問い合わせたり調べることをお勧めします。

※ マーケットプレイス内で提供が終了している機器もございます。詳しくは上記「マーケットプレイスはこちら」からご確認ください。